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ほうれい線の原因:肌のハリがアップすればなくせるの?

市販のシワ・たるみ対策化粧品のパッケージを見てみると、「肌のハリをアップ!」「ハリ成分配合!」などと書かれているのをよく見ます。ほうれい線を治すためにもお肌の「ハリ」をアップさせることは重要だとよく言いますよね。

 

ハリアップしたい!ほうれい線消したい!

 

でも、「ハリがある」とは具体的にはどういう状態なのでしょうか?ここでは、肌のハリと、ほうれい線との関係についてご紹介していきたいと思います。

お肌にハリは角質層と真皮層にカギ

「ハリ」とは、お肌を押した時にはね返ってくるような感覚のこと。お肌に充分な弾力がある状態のことを、「ハリがある」と言うんですよね。

 

 

ハリのあるお肌は角質層が充分な水分や細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)で満たされています。ハリのあるお肌の角質層は「密度が高い」状態なのでシワが寄りにくく、ほうれい線も目立ちにくくなります。

 

また、ハリのあるお肌の真皮層は、コラーゲン・エラスチン等で構成される網の目構造がしっかりと締まっていてクッション性が高い状態を保っています。そのため、真皮層の上にある角質層をしっかり支えることができています。

 

つまり、角質層に充分な水分があり、真皮層の弾力構造がしっかりしていることが肌のハリを保つ条件なんですね

ハリが低下した肌は、ほうれい線ができやすい状態!なぜ?

ところが、この「ハリ」は意外と簡単に失われてしまうのです。

 

例えばお肌が乾燥すると角質層の水分量が低下し、お肌が「しぼんだ」ような状態になってしまいます。その結果、お肌の形状維持機能が低下してほうれい線が定着しやすくなってしまうということがあります。

 

肌が乾燥しているなと感じる時、ふと鏡を見たら細かいシワが口の横に同じ方向に何本も流れているのに気が付いた恐怖体験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません(管理人のことですが汗)。

 

これはまさに、角質層が乾燥してほうれい線が目立ちやすくなっている状態ですね。まだ真皮層には及んでいませんが、乾燥でしぼんだ角質層に表情のクセが残りやすくなっている状態です。

 

 

 

さらに、真皮層のハリ低下が起こると事態はもっと深刻です。

 

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの弾力物質は赤ちゃんのころはたっぷりありますが、年齢を重ねるごとに皮膚細胞内でのコラーゲン等の生成力が落ち、減っていってしまいます。また、コラーゲンは加齢によってだけでなく紫外線によっても破壊されてしまうので、若い方でも注意が必要です。

 

(画像:http://beautyheaven.go-jin.com/)

 

年齢によるコラーゲン量の変化を見ると、20歳時点でのコラーゲン量を100%とすると、40歳の肌のコラーゲン量は70%とも60%とも言われます。この状態になると、どれだけ角質層を保湿しても土台が緩んだ真皮層が皮膚を支えきれずに下に向かってたるんだり、表情による皮膚のクセを内側から押し返して元に戻すこともさらに困難になります。

 

つまり、真皮層のハリ不足はほうれい線をより深くまで刻み込んでしまう原因となるのです。

逆に言えば…ハリをアップさせればほうれい線をなくせる!その方法は?

角質層のハリ低下はほうれい線が定着しやすくなる原因に、真皮層のハリ低下はほうれい線を悪化させる原因となり得ることをご説明しました。

 

では、お肌のハリがアップすればほうれい線はなくせるのでしょうか?

 

上記の通り、「ハリ」が低下する=ほうれい線ができやすい状態になっている、ということなので、「お肌のハリをアップさせる」ことが結局はほうれい線をなくすためには有効です。

 

具体的には、お肌のハリが低下している時は角質層か真皮層のいずれかに問題が生じていますので、単純に言えばそれを改善すれば良いのですね。

 

では、角質層・真皮層のそれぞれのハリ対策をどのように行えばほうれい線を効果的になくすことができるのか順番に見てみましょう。

角質層でハリ対策!

角質層のハリ低下は乾燥が主な原因なので、保湿をしっかりすることでほうれい線を消す(目立たなくする)ことができます

 

分かりやすい方法は、保湿が得意な成分が含まれる化粧品で対策すること。

 

例えば、減ってしまった細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)を補って角質層の保湿機能を回復させるために、セラミドや保湿因子が配合された化粧品を使用したりするのがおすすめです。これらの成分は高機能で少々高価な化粧品に含まれることが多いです。

 

なお、ヒアルロン酸なども安価な保湿成分として知られていますが、ヒアルロン酸は水分そのものを皮膚の表面に保持しているだけで角質層の保湿機能を補ったり高めたりしているわけではありません。が、価格が安くて気楽に使いやすいので、このあたりは予算に応じて選ぶと良いでしょう。

真皮層でハリ対策?

また、真皮層のハリ低下はコラーゲンやエラスチンなどの弾力物質を増やすことで改善することができます

 

とはいえ、この真皮層のハリをアップするのは角質層での対策と違ってなかなか難しく厄介なところ。というのは、外からコラーゲンなどを肌に塗っても、通常コラーゲンは角質層や真皮層には浸透しないので、真皮層のコラーゲン量をコラーゲン入りの化粧品で増やすことは不可能なのです。

 

ただ、コラーゲンはそもそも皮膚の細胞で作り出される成分なので、化粧品で外から補うことができなくても皮膚細胞が自分でコラーゲンを生成するのを助けることが可能です。

 

そしてこれも、化粧品である程度対策することができます。

 

具体的には、皮膚におけるコラーゲンの生産工場のような役割を果たしている「繊維芽細胞」を活性化させる成分が含まれる化粧品がおすすめ。成分としては例えば、「レチノール」や「ビタミンC」などが良く知られていますね。

 

ただし、いずれの成分も皮膚にとっては少々刺激になることもあり、敏感肌の方など肌の質によっては使用する際に注意が必要です。

 

また、肌の外から補うレチノールやビタミンCといった成分が、真皮層でコラーゲンを作り出しハリが戻ってくるようになるまでにはそれなりの時間がかかると考えておくと良いでしょう。

肌のハリを改善してほうれい線を消そう!

以上、肌のハリ不足がいかにほうれい線を目立たせたり悪化させたりするか、どうすればハリを改善してほうれい線を消していくことができるかをご紹介しました。

 

ハリアップ対策法としては、まずは考えやすい化粧品によるアプローチをご紹介しましたが、化粧品による対策は角質層の保湿&保湿力アップがメインと考えると良いかもしれません。

 

というのは、上記の通り、真皮層にまで化粧品の効果が及ぶにはそれなりの時間を想定しておいた方が良く、劇的にはなかなか効果を感じづらいということがあるのです。

 

もちろん、だからと言って角質層の保湿や保湿力アップだけではハリアップ効果がないわけでは全くありません。むしろ、ここを怠ると真皮層のハリ低下も加速してしまいますので、角質層の保湿はそれとしてきちんと行いましょう。それだけでも、ハリ低下やほうれい線の初期症状ならだいぶ改善するはずです。

 

そして、真皮層のたるみによるほうれい線対策には、化粧品も取り入れつつさらに実質的な対策を行っていくことも有効な選択肢となってきます。すなわち、コラーゲンの製造工場である「繊維芽細胞」を、化粧品の成分で刺激するのではなく別の方法でさらに直接的に刺激して、皮膚のコラーゲン生成を助けるような方法です。

 

では、化粧品ではない方法による「実質的なほうれい線対策」とはどんなことなのでしょうか?

 

>>【次ページ】真皮層に働きかける実質的なほうれい線対策とは?